「わこつ」という言葉を知っていますか？
ニコニコ生放送を中心に使われていた「枠取りお疲れ様」の略語ですが、最近ではあまり耳にしなくなりましたよね。
「わこつ」は本当に死語になってしまったのか、それとも一部ではまだ生き続けているのか。
本記事では、「わこつ」の意味や由来、なぜ使われなくなったのか、現在のネット文化での立ち位置を徹底解説します。
さらに、消えていったネットスラングの共通点や、「わこつ」が再び復活する可能性についても考察。
懐かしさを感じる人も、初めて聞く人も、ぜひ最後まで読んでみてください！
「わこつ」はもう死語？現在の使用状況を徹底解説
ネット配信文化から生まれた「わこつ」という言葉。
「枠取りお疲れ様」の略として、特にニコニコ生放送で頻繁に使われていたネットスラングです。
しかし最近では、あまり耳にしなくなったと感じる人も多いのではないでしょうか。
「わこつ」は本当に死語になったのか、それともまだ生きているのか、その現状を詳しく見ていきましょう。
①「わこつ」とは？意味と由来
「わこつ」とは、「枠取りお疲れ様」の略語で、ニコニコ生放送（通称ニコ生）で誕生したネットスラングです。
ニコ生では配信をするために「枠取り」という手続きが必要でした。
その枠を取得して配信を始めた配信者に対して、視聴者が労いの意味を込めて「わこつ」とコメントするのが定番でした。
この言葉は、ニコ生を中心に広がり、ツイキャスやYouTubeライブの一部でも使われることがありました。
②どの配信サービスで使われていたのか？
「わこつ」は主にニコニコ生放送の文化から生まれた言葉ですが、次第に他のライブ配信サービスにも波及しました。
具体的には以下のようなサービスで使用されていました：
| 配信サービス | 「わこつ」の使用状況 |
|---|---|
| ニコニコ生放送 | 発祥の地。視聴者の定番挨拶として定着 |
| ツイキャス | 一部の配信者・リスナーが使用 |
| YouTubeライブ | ほぼ使われないが、古参ニコ生リスナーが使うことも |
| Twitch | ほぼ使われない（英語圏の文化が主流） |
このように、「わこつ」は主にニコニコ生放送の文化圏で使われ、他の配信プラットフォームでは浸透しませんでした。
③現在のネット文化での「わこつ」の立ち位置
現在のネット文化では、「わこつ」を目にする機会はかなり減っています。
特にZ世代の若者は、ニコニコ生放送を知らない人も多く、「わこつ」に馴染みがないのが実情です。
代わりに「おつ」「お疲れ」「ナイス！」といった表現が主流になっています。
つまり、「わこつ」は使う人が限られたスラングになってきているのです。
「わこつ」はなぜ使われなくなったのか？
①ニコニコ生放送の衰退と影響
「わこつ」の衰退の最大の要因は、ニコニコ生放送の利用者減少です。
かつては国内最大級のライブ配信プラットフォームだったニコ生ですが、近年はYouTubeやTwitchに視聴者が流れています。
ニコ生の配信者やリスナーが減少すれば、当然「わこつ」も使われなくなります。
②配信サービスの多様化と表現の変化
ニコニコ生放送以外の配信サービスでは、「枠取り」の概念がほとんどありません。
そのため、「わこつ」を使う必然性がなくなり、他の挨拶表現が主流になりました。
③「おつ」「お疲れ」などの代替表現の普及
現在の配信文化では、「わこつ」の代わりに「おつ」や「お疲れ」がよく使われています。
また、Twitchでは「GG（Good Game）」や「Pog（すごい！）」など、英語由来の表現が人気です。
「わこつ」は完全に消えた？現役で使われる場面
①一部の配信コミュニティでの使用
完全に死語になったわけではなく、今でもニコニコ生放送の一部コミュニティでは「わこつ」が使われています。
特に古参の配信者やリスナーが集まる場では、昔ながらの挨拶として健在です。
②ネットスラングとしての歴史的価値
「わこつ」は、ネットスラングの進化を知る上で重要な言葉です。
「草」や「乙」といったネット用語とともに、ある時代を象徴する存在といえます。
③「わこつ」は復活する可能性があるのか？
流行が巡ることを考えれば、将来的に復活する可能性もゼロではありません。
しかし、現在の配信文化においては、「わこつ」はほぼ使われない言葉になっています。
ネットスラングの移り変わり：「わこつ」と同じ運命をたどった言葉
①「なう」「リア充爆発しろ」…消えゆくスラング
「わこつ」だけでなく、過去に流行したネットスラングの多くが消えつつあります。
たとえば「なう（今○○してる）」や「リア充爆発しろ」などは、かつて大流行しましたが、現在ではほとんど見かけません。
②生き残るネットスラングと消えるスラングの違い
「草」や「エモい」など、時代を超えて定着するスラングもあります。
一方で、「わこつ」のように特定の文化圏に依存したスラングは、サービスの衰退とともに消えやすい傾向にあります。
まとめ｜「わこつ」は死語になったのか？
「わこつ」は、ニコニコ生放送の文化とともに誕生し、一時代を築きました。
しかし、現在では使用頻度が激減し、ほぼ「死語」といえる状態になっています。
それでも、一部の配信コミュニティでは今も使われており、完全に消えたわけではありません。
ネットスラングは移り変わるもの。
「わこつ」もまた、時代とともに変化しているのです。
